バリアフリー化された環境について（２）

なんとか２に続く。
バリアフリーを実践するための考え方について。

バリアフリーについては昨日お話ししたとおり、社会にはバリアがあって、それを取っ払う運動というか、思想なので、厳密に言うとルールとか、こうあるべき！というはっきりとした決まりごとではないのです。なので、もしおうちをバリアフリーにする！という時、参考にするのは勿論いいことだけど、使ってみて、使いやすくないと意味がないんです。


バリアフリー化をするとよくあることなんですけれど、障害のある人に合わせすぎて、健常者が使いにくくなってしまう、ということです。


家の改造、となると健常者も一緒に住むわけですから、当然健常者にも使いやすくないといけません。なので、一緒にどのくらいの高さが使いやすいか、話し合うことがより重要になります。


一緒に生活するために、家を改造・増築するんです。介助者も、障害者も気持ちよく生活するために。
たくさん、いろいろなことを共有したり、相談したり話したりしてほしいものです。
バリアフリーは問題点を見つけ、話し合うところから始まります。お互いに尊重し合える生活を目指して頑張ってください。